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目の下のたるみ・ふくらみに関する病気を紹介

鏡を見ると、目の下のたるみがひどくなっている気がしませんか?実はその目の下のたるみにはいろんな原因があります。もちろん、加齢が原因で目の下がたるんでくることもあるのですが、中には隠れた病気が原因のことも。そこで、本記事では、目の下のたるみの原因と、そのたるみを治すための方法をご紹介いたします。

加齢による目の下のたるみの原因

目の下がたるむ原因の中でももっとも多いのが加齢によるものです。若いときは顔を支える表情筋がしっかりと働くことで、お肌のハリを保ち、たるみを感じることもありません。

しかし、年を重ねるうちにどうしても筋肉が緩んできてしまいます。顔の中でも、目元や口元の筋肉はたるみやすい状態になっています。 特に、目元には下まぶたの深部に眼窩脂肪(がんかしぼう)があるのですが、表情菌が衰えることで眼窩脂肪が表面に出てこようとします。そのため、目の下にはぽってりとしたたるみができてしまうのです。 しかも、目の下のたるみを放置すると、たるみの下に黒い影が出てしまって、「くま」ができてしまいます。くまは表情を暗く見せるだけでなく疲れているようにも見えてしまうため、改善するようにしましょう。

病気による目の下のたるみの原因

目の下のたるみは、病気が原因となって起こっていることもあります。自分では分からない深刻な病気が隠れていることもあるので注意が必要です。目の下のたるみが症状として現れる具体的な病気を診ていきましょう。

  • 心臓病

心臓病を患っている方は、血流がわるく、全身がむくみがちです。顔の血流も同様で腫れる様なむくみ感を感じる患者さんが多くいらっしゃいます。特に、目の下のたるみは心臓病のサインで、心筋梗塞などの初期段階から症状として現れてきます。もしも心臓病の場合、普段と変わらず過ごしていても、突然胸の痛みが起こったりと、症状は急変します。 これまでは目の下のたるみがなかったのに、最近急にたるみを感じるようになった場合は、念のために病院の受診をお勧めします。

  • バセドウ病

バセドウ病とは、のどから首元にかけて存在する甲状腺の働きが異常となり、そこから分泌される甲状腺ホルモンの量が多くなってしまう病気です。 その症状として分かりやすいものが、眼球突出です。甲状腺ホルモンの分泌量が増えることで、目の下にある眼窩脂肪や筋肉が炎症を起こしてしまいます。その結果、眼球が圧迫されて眼圧が高くなってしまいます。見た目には、眼球が飛び出して見えるのです。これに伴い、眼窩脂肪が表へ向けて出てきやすくなり目の下のたるみがひどくなってしまいます。 バセドウ病については、眼球突出の他、体重減少や疲れやすくなるという症状が現れます。このような症状も出ているような場合は、早急に病院を受診して医師に相談することをお勧めします。

  • 水毒症

水毒症とは、体の内部にある水分がうまく循環されず体の一部または全部にとどまっている状態のことを言います。水分がたまることでむくみやたるみが出てきてしまうのです。水毒症は男性よりも女性に多いと言われていて、普段からむくみを感じやすい人はすでに水毒症になっているかもしれません。

水毒症になってしまう原因は水分の過剰摂取です。生活するうえで1日に2リットル以上の水分を取らないといけないと聞いたことはありませんか。人の体の70%以上は水分でできているため、血液やリンパ液の流れをスムーズにして体の新陳代謝を高めるためにも水分摂取は大切です。

ただし、健康にいいからと必要量を超えて過剰に水分を取るのは危険です。腎臓は摂取した水分から尿を作り出すのですが、それでも1分辺り16ccくらいなので、水分を過剰摂取してしまうと腎臓に負担をかけてしまいます。

その結果、腎臓で処理しきれない水分が体内に増えてしまい、低ナトリウム血症を引き起こします。低ナトリウム血症とは、腸からの水分吸収量が増えるため血液の中に含まれるナトリウム(塩分)の濃度が135mEq/l以下になる状態をいいます。この状態が続くと、体の各部に水分が滞ってしまい、細胞が破壊されることもあります。

水毒症の症状としては、内臓機能の低下、頭痛、口やのどの渇き、倦怠感、さらには体各部のむくみやたるみが引き起こされます。特に顔のあたりは水分がたまりやすくたるみができやすくなります。

症状が重度になると、おう吐やけいれん、死亡するケースもあるので水分の摂りすぎには注意しなければなりません。目の下のたるみに加えてこんな傾向があれば、水毒症の可能性があります。

普段からトイレの回数が少なく1日に4回以下である、新陳代謝が悪く汗をかきにくい、筋肉量が少なく細身、体温が低く35度台のことが多い、寝起きに顔のむくみや夕方に足のむくみを感じやすいなどです。

腎臓が正常に働いていると尿もきちんとつくられるのですが、水毒症になっていると腎臓の働きが低下してしまいます。

そのため、尿が作られずトイレに行く回数も減ってしまいます。また、筋肉量が少ないと熱を作り出せなくなることから新陳代謝が悪くなり、汗をかきにくくなり、体温も低くなってしまいます。すると内臓の働きがより悪くなってしまうので、水毒症が進んでしまいます。

目の下のたるみに加え、頭痛や倦怠感、むくみが出るようであれば、病院を受診し、医師に診断を仰ぐ方が良いでしょう。

目の下のたるみを治すには

目の下のたるみを治すには原因が加齢の場合、病気の場合で異なってきます。それぞれの対処法についてご説明します。

  • 加齢の場合

加齢によるたるみには目元パッチが効果的です。目の下にヒアルロン酸などが配合されているシートを貼り、少し時間を置きます。使用時間は商品によって異なりますが、5分ほど貼っておくのもあれば5時間ほど貼っておくものもあります。

商品に添付されている説明書をよく読んで使用しましょう。最近話題となっている目元パッチは、お肌との接着部分に細かなハリがたくさんついていて、それがお肌と接することで、よりヒアルロン酸などの保湿成分がお肌に浸透するように工夫されています。目元パッチを使い続けることで、目の下のたるみが改善するだけでなく、乾燥肌対策も期待が持てますよ。

併せて、表情筋を鍛えることをおすすめします。日常的にできるストレッチをご紹介しましょう。まず、5秒ほど目をギュッと瞑ります。目の周りの筋肉が刺激されていることに集中してください。そして、5秒が経過したら、今度は目を5秒ほど大きく見開きます。この動作を朝晩10セットずつ行ってください。たったこれだけでも、目の周りのたるみが改善していきます。

セルフケアで、目の下のたるみを改善できない場合は、美容外科で脂肪除去する方法もあります。例えば、下眼瞼脱脂術(かがんけんだっしじゅつ)と呼ばれる手術では、下まぶたを裏側から開き、たるみの原因となっている眼窩脂肪を取り出します。

下まぶたの裏を切開するため見た目には傷も残らず、たるみ改善には即効性が期待できます。 脂肪抽出とは逆に、たるみの下にできてしまったくまを取るためにヒアルロン酸を注入する方法もあります。少量のヒアルロン酸を目元に注射することで目の下にハリを持たせてたるみを解消します。

ただ、ヒアルロン酸はお肌に吸収されてしまうため、期間を開けて繰り返し注射する必要があります。 また、近年注目されているのが、オートファイバー法です。自分のお尻などから自分の脂肪分を抽出し、これを目の下のくぼんだ部分に注射します。自分の脂肪を使うため拒絶反応が少なく、永続的にたるみ解消の効果が期待できます。 日常的な食生活の乱れを改善することも大切です。特に体型を気にするあまり急激なダイエットなどをすると、顔の脂肪分が落ちてやつれて見えがちです。栄養バランスの整った食事をきちんととり、健康的な食生活に戻すと目の下のたるみも改善していきます。

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  • 病気の場合

心臓病が原因となって目の下がたるんでいる場合、医師の診断によって薬が処方されます。おもに血流改善の投薬がなされるので、それを飲み続けることで、むくみもなくなり、目の下のたるみも改善されていきます。

また、心臓病が深刻な場合は手術をする必要が出てきますが、この場合も手術により心臓が正常な働きを始めると徐々に目の下のたるみは取れていきます。 バセドウ病の場合も、投薬によって甲状腺ホルモンの分泌量を調整します。甲状腺ホルモンの分泌が適正に行われるようになると、目元で起こっていた脂肪や筋肉の炎症も落ち着いてきます。眼球突出が治まることで、目の下のたるみもなくなっていきます。

  • 水毒症の場合

水毒症が原因となって目の下がたるんでいる場合は、水分の過剰摂取を控え、体内にたまった水分を排出する必要があります。

そのために、まずは普段飲んでいる水分量を測ってみましょう。厳密にはからなくても例えば1日にコップ何倍の水分を取っているかをカウントしてメモしてみると良いでしょう。その合計が1日当たり2リットルを大幅に超えているのであれば、過剰に飲んでいるかもしれません。今後控えるようにしましょう。

また、過剰に飲んでいないとしても、水分の摂取タイミングが偏っている方も要注意です。例えば午前中に一気に水分を取ってしまう癖がついているとそのタイミングで腎臓に負担がかかってしまいます。まんべんなく飲むようにしましょう。

さらに、一度体内にたまってしまった水分を出すことも大切です。そのために、尿だけでなく汗をかくことも必要。例えば入浴時間を長くする、ウォーキングなどの運動をするのも良いでしょう。定期的に運動をして筋肉量を増やすことも合わせて行いましょう。

筋肉量が増えることで体温が上がり新陳代謝も高くなるので、内臓の働きも良くなります。腎臓が活発に動いて尿も作られやすくなります。

まとめ

目の下にたるみができてしまう理由としては大きく分けて加齢によるものや心臓病、バセドウ病などの病気によるものがあります。 加齢によるたるみの場合、セルフケアが大切です。目の周りを刺激するエクササイズをしたり、目元パッチを使って、衰えている目元の細胞に栄養補給を心がけましょう。 病気による目の下のたるみが疑われる場合には、直ちに医師を受診して治療にあたってくださいね。