ヒアルロン酸

ヒアルロン酸はお肌にたっぷりの水分をキープして、ハリ・弾力を作ることでたるみをぐっと引き上げてくれる成分です。どんなヒアルロン酸を摂取すればたるみ改善に効果的なのか、「注入」と「食材からの摂取」の違いは何か、などを解説しています。

身体の水分保持に欠かせない大切な成分

ヒアルロン酸は人間の身体のあらゆるところに存在し、1グラムにつき6リットルもの水を保持できるパワフルな保湿成分です。全体の60%が水分でできている人間にとっては、なくてはならない成分なんです。
主なお肌への働きとしては、水分保持によるたるみ予防・みずみずしさの維持です。ヒアルロン酸は真皮にある繊維芽細胞というところで、コラーゲンやエラスチンなどの美肌成分と共に生成されているのですが、年を取ると繊維芽細胞の働きが弱くなり、生成量が減少していきます。すると肌内のヒアルロン酸量が減る→一緒に水分も減る→弾力がなくなりシワやたるみが出現!となってしまうのです。

どんな食材に含まれているのか?

ヒアルロン酸はコラーゲンと近しい場所に存在するため、食品であれば鶏軟骨、トサカ、豚足、鮭、カレイ、フカヒレ、ウナギなどに多く存在します。また、ヤマイモやオクラ、納豆、もずくなど、ネバネバした食品にも多く含まれているそうです。

食品に含まれるヒアルロン酸は、体内に摂取されると「単糖」という物質に分解されます。その後、ヒアルロン酸として体中の各部位で再合成される…という流れになるのですが、多くの食品のヒアルロン酸は分子が大きいため、なかなか吸収されにくいようです。

ヒアルロン酸として確実に摂取するためには、「低分子化」、「ペプチド化」、「ナノ化」などの工程を経たサプリメントなどがオススメです。これらは分子を極めて小さくすることで、体内で分解されずそのまま吸収されていくため、確実にヒアルロン酸として体の中で働くことが期待できます。

ヒアルロン酸注入で得られる効果とは?

ヒアルロン酸でたるみを解消する方法といえば、もう一つ「注入」がありますね。気になる部分に直接ヒアルロン酸を流し込むことで、ハリを出したり、たるみを目立たなくする方法です。

見た目の変化はすぐに出ますが、効果は一時的なものでありいずれは体内で分解されてなくなってしまうため、定期的な接種が必要です。また、腫れやアレルギー反応、形が変になる、最悪皮膚の壊死や失明など、恐ろしいリスクもありますし、1回の値段もそれなりにします。

どうしても気になって仕方がない、化粧品やサプリによるゆるやかで自然な変化が待てない!という場合は注射に頼るのもアリだとは思います。その場合は一時的な効果に満足せず、自分でもたるみを軽減する努力を続けることで注射の頻度を減らしていくよう心がけましょう。

コラーゲンやセラミドとどう違うの?

コラーゲンとセラミドは、肌のベースを作り、さらにハリを保つ役割を持っています。それをサポートしつつ水分(潤い)を保持してくれるのがヒアルロン酸です。コラーゲンは皮膚の中にある真皮にあるタンパク質の一種で、セラミドは皮膚の表皮にある脂質の一種です。ちなみにセラミドはヒアルロン酸同様、肌に潤いを与えたり保持したりする働きもしてくれます。
これら3つをバランス良く生成したり体外から取り入れたりすることで、若々しいハリのある肌を維持することができるのです。

効果を得るには摂取し続けることが大切!

ヒアルロン酸は人の体内に常にあるものですが、加齢に伴い減少していきます。40歳以降はその減少スピードは急激に速くなる傾向にあります。40代に差し掛かる頃辺りから肌に変化が見られるのはそのためです。だから外部からのヒアルロン酸摂取が必要になってくるのです。
毎日ヒアルロン酸を摂取し続けることで、肌の老化を予防でき、既にたるみやしわができている場合もそれを改善の方向に向かわせることができます。
取り入れ方に関係なく、毎日継続して摂取し続けることが大事なのです。

ヒアルロン酸の類似成分も摂取するべし!

肌トラブルの改善に大きな効果を発揮するヒアルロン酸ですが、ヒアルロン酸の類似成分も一緒に摂取することで、よりそこで得られる効果を高めることができます。
類似成分のそれぞれの特徴を把握し、ヒアルロン酸と一緒に今日からでも取り入れていきましょう。

コラーゲン

肌のベースとなる真皮の70%を形成しているコラーゲンは、肌のハリを保つ成分の一種で、体内のタンパク質の約1/3を占めています。コラーゲンが肌の基礎を形成し、ヒアルロン酸がそこでの潤いをキープする。どちらが欠けてもいけない関係なのです。
美容や健康のために摂取すべき1日あたりのコラーゲン摂取量は5,000~10,000mgとされています。10,000mgとまではいかなくても、ヒアルロン酸と一緒に毎日5,000mgは摂取するようにしましょう。

グルコサミン

グルコサミンには関節の動きを滑らかにする働きや、すり減ってしまった膝や腰の軟骨などを再生する働きがあります。なぜそのグルコサミンがヒアルロン酸と相性が良いのかというと、実はグルコサミンはヒアルロン酸の素となる成分なのです。
だから相性は抜群に良く、合わせて摂取することで関節痛の緩和や予防を含む健康効果を得ることができます。
グルコサミンは1日あたりの目安摂取量は1,500mg程度とされています。

コンドロイチン

コンドロイチンはグルコサミンから作られた軟骨成分で、グルコサミン同様関節痛の緩和や予防などを目的としたサプリを中心に利用されています。コンドロイチンのスゴいところは、その働きに加え肌に柔軟性や保水力を与えてくれる美肌成分をも兼ね備えているというところです。現在では多くのメーカーがエイジングケア専用の化粧品を中心に積極的に利用していってます。
コンドロイチンの1日あたりの目安摂取量は1,000~1,500mgです。

ヒアルロン酸摂取前に知っておくべきこと

ヒアルロン酸はサプリメントのような健康食品から摂取することができます。そこで、サプリメントを通してヒアルロン酸を摂取する際に意識すべきポイントを3つ紹介します。

無添加で安全なものを選ぶ

ヒアルロン酸には添加物が含まれているものと無添加のものがあります。安全性が高いのは添加物のほうです。添加物が入れた時点で本来のヒアルロン酸とは全く別のものになってしまいます。
色や香りに何らかの工夫を加えたところで、ヒアルロン酸から得られる効果にプラス要素が加わることはありません。むしろマイナス要素を得る結果になるかもしれないのです。
そのようなことにならないためにも、ヒアルロン酸が配合されたサプリを選ぶときは無添加のものを選ぶようにしましょう。

低分子ヒアルロン酸と高分子ヒアルロン酸の違い

低分子ヒアルロン酸は分解が早い

化粧品やサプリメントに含まれているヒアルロン酸は、「高分子ヒアルロン酸」と「低分子ヒアルロン酸」の2種類に分かれています。大半の化粧品が低分子ヒアルロン酸が配合されたものとなっていますが、この低分子ヒアルロン酸にはメリットともデメリットとも取れる特徴があります。それは早く分解されるという点です。
低分子ヒアルロン酸は文字通り分子量の小さなヒアルロン酸なのですが、通常のものより分子量が小さい分体内で早く分解され、すぐになくなってしまいます。だから補給を怠るとヒアルロン酸としての効果を十分に得られないのです。
ただ逆説的に言うと、定期的に補給さえすれば、常にハリのある若々しい美肌を維持できるということもでもあります。また吸収や分解といった作用に優れているため、肌の奥深くまでヒアルロン酸の成分が行き渡るというメリットもあります。

高分子ヒアルロン酸は体内に吸収されにくい

高分子ヒアルロン酸とは、文字通り分子量が大きいヒアルロン酸のことです。補給しても、その分子量の大きさが祟り、ほとんど体内に吸収されません。
一見デメリットに聞こえるかもしれないこの特徴ですが、そんなことはありません。体内外から取り入れたとき、肌表面に長く留まり肌のバリア機能を高めてくれるのです。さらに肌の保湿を長く保たせるという働きもしてくれます。

【まとめ】

このように、低分子ヒアルロン酸、高分子ヒアルロン酸には異なる特徴があります。ヒアルロン酸を取り入れて肌をどのような状態にしたいかを考えれば、自分に適したタイプが分かるはずです。 下に「このような人は低分子(高分子)ヒアルロン酸がオススメ」という表を作ったので、ぜひ参考にしてください。

低分子ヒアルロン酸をオススメできる人 高分子ヒアルロン酸をオススメできる人
  • 吸収や分解に優れたヒアルロン酸が良いという人
  • さっぱりタイプの化粧品が好きな人
  • こまめにヒアルロン酸を補給できる人
  • 肌の深層部までヒアルロン酸の成分を届かせたい人
  • 肌のバリア機能や保湿効果を高めたい人
  • しっとりタイプの化粧品が好きな人
  • 頻繁にヒアルロン酸を補給できない人

ヒアルロン酸を作る「線維芽細胞」

体細胞の1つに、「線維芽細胞」と呼ばれる細胞があります。何を隠そうこの細胞、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの成分を作っている細胞なのです。
線維芽細胞のことを知れば、肌トラブルの改善や予防をより良いものにできます。

線維芽細胞の老化がヒアルロン酸の減少につながる?

線維芽細胞はヒアルロン酸が作る細胞ですが、線維芽細胞は加齢に伴い活動が衰えていきます。それは即ち細胞の代謝力が維持できなくなるということで、ヒアルロン酸をはじめ同じ場所で生成されるコラーゲンやエラスチンなども大きく減少していくようになります。
その人が歳を取る度に線維芽細胞も加齢、つまり「老化」してしまうのです。

線維芽細胞の増殖能力の低下

引用元:SHISEIDO GROUP
https://www.shiseidogroup.jp/technology/detail/30.html

線維芽細胞の老化を防いでヒアルロン酸を増やそう!

線維芽細胞を含む体細胞の老化を防ぐ最も簡単で効果的な方法は、抗酸化作用がある食物を積極的に摂取することです。加齢と共に訪れる体細胞の酸化を食い止めれば、ヒアルロン酸の減少を食い止められるからです。

抗酸化作用を持つのは、ビタミンCやビタミンE、イソフラボン、リコピンなどを多く含む以下の食べ物です。

ビタミンC 赤ピーマン、黄ピーマン、ゆず、パセリ、アセロラジュースなど

赤ピーマン
引用元:アンチエイジング食べ物大作戦
http://antiage-food.com/db/390/

ビタミンE すじこ、いくら、めんたいこ、モロヘイヤなど

めんたいこ
引用元:con-Quest
http://www.con-quest.tv/022/03.php

イソフラボン 豆腐、納豆、大豆飲料、きなこなど

豆腐
引用元:歴史・由来・意味の雑学
http://zatugaku1128.com/tohu/

リコピン トマト、ミニトマト、スイカ、パプリカなど

ミニトマト
引用元:はてなブログ うさだすたいる
http://osushiumai.hatenablog.com/entry/2016/12/14/004238

これらの食物を積極的に食事の中に取り入れ、線維芽細胞の働きを促進させましょう。そうすればヒアルロン酸の減少もなくなり、若々しく健康的な肌を維持できますよ。

ヒアルロン酸は目の下のたるみを改善してくれる

目の下のたるみやほうれい線、しわやしみなど、肌には様々なトラブルが付き物です。その肌トラブルを解消するのに大いに役立つのはヒアルロン酸なのです。
ただ、1日に必要な量のヒアルロン酸を食べ物から摂取するのは簡単なことではありません。ヒアルロン酸を毎日一定量を摂取するには、サプリメントがうってつけです。手軽に摂取できるサプリメントを利用すれば、毎日楽にヒアルロン酸を体内に取り入れることができます。
抗酸化作用を含む食べ物を積極的に摂取し、ヒアルロン酸を作る環境・力を高めるのもとても有効的です。

このようなちょっとした取り組みを生活に取り入れることが、目の下のたるみ改善や予防に繋がるのです。